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骨粗しょう症と歯科治療

今日は、骨粗しょう症薬を飲んでいる患者さんの歯科治療について、勉強会に出席しています。

 

骨粗しょう症のお薬を内服されている患者さんは、歯周病や抜歯などを契機として顎の骨が腐ってしまう恐れがあることが報告されています。
初めてそのようなケースが報告されたのは、2003年アメリカマイアミ大学の報告です。それ以降日本でも口腔外科学会や骨代謝学会、歯周病学会など様々な学会が中心となって、骨粗しょう症薬を内服している患者さんの歯科治療の指針(ポジションペーパー)がまとめられ、当院でもその方針に則って診療をしています。

 

骨粗しょう症薬は骨密度を保つために、さらに骨粗しょう症による骨折を防ぐために大切なお薬です。簡単に他の薬剤に変更や中止はできません。
しかし歯科診療においては、顎の骨の腐るリスクと隣り合わせのため、骨粗しょう症の治療が優先されるべきか、歯科治療を通常通り進められる状態か、非常に悩ましいケースもあります。

 

その場合、重要になってくるのは医科の先生との連携です。当院は多くの医療機関と緊密な連携をしており、患者さんの全身状態や医科での治療内容を確認しながら歯科治療を進めていきます。

 

治療指針は2016年に大きく改訂され、今日の勉強会の内容も以前とは大きく変わってきています。
浜崎歯科クリニックでは常に最新の情報を得て、安心安全な歯科医療を提供していきます。

 

 

 

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